18年間で最悪の夢

気がつくと僕は家のベランダにいました。「おーい、二代目ノイ。何してんだよ」 ああ、そうだった。今日は仲の良いIとMとOが遊びに来てるんだった・・・。 しばらくみんなと話していると三人の中から誰からともなくこんな一言が。「猫って高いところから落ちても平気だよな」  たしかにそうだな、と一同納得。 そこに間髪を容れず「じゃあ、二代目のベランダから落としても大丈夫じゃね?」 僕はおばあちゃんの家にいる猫が住宅の二階から飛び降りて着地したのは見たことあったが、ここは団地の五階。 少なくとも10mはある。猫が落ちればどうなるかは自明だ。でもその時の僕たちは何かがおかしかった。 どこからともなく猫を連れてきてみんなでベランダに立った。 どういう経緯かは知らないが僕が猫を落とすことになってしまった。 不思議な感覚に襲われながら僕は思わず猫を・・・。 

 しかしその時だった。 いきなり視界から光が消え気がつくとベランダに寝ていた。 「あれ?」 辺りには誰もいない。 ぼんやりしていた頭に整理をつけると急にあのことを思い出した。猫がいない。 倒れた勢いで下に落ちてしまったのだろうか。 すぐさまベランダの下に目をやる。 

え? なんでMが下に落ちてるんだ? 僕たちが落とそうとしていたのは猫でMじゃない。下に倒れているって事はもしかして僕が・・・? 狂った頭では分かるはずもなく泣きそうな僕。 その時だった。Mが起きあがった。しばらくして彼は僕の家にあがってきた。 とりあえず僕はあやまった。 自分が彼を落とした確証はないがそうしたっかったから。

Mも笑顔だ。  良かった。彼が死ななくて。

「二代目には警察に行ってもらうよ」 ??? ということは僕はMを殺そうとしたのか?いや違う!俺は猫を落とそうとしただけだ。でもMが下に落ちていたのも事実。 分からない。怖い。助けて。「夢ならさめてくれ!!!」

辺りには家族が寝ていて、体中の汗が僕のTシャツをぬらしていた。そんな高二の夏の真夜中。  




すいません長々と。しかも意味不明・・・。 これ以来僕は猫とふれあうとき、以前より可愛がるようになりました。  Mのあだなも犬だったのに猫に変わりましたよw