前から気になってたこと

「心のどこか」。この表現は会話中などでたびたび耳にする。

「私ってさぁ、彼のことをきっと心のどこかで好きになっていたのよね」とか「心のどこかで罪悪感を感じてしまう」という感じで使われている。

会話している人からすればこの表現は率直に言いたいことを避け、やや回りくどい感じでニュアンスを伝えたいようだが、僕はこの表現が嫌いだ。

自分という人間が支配する心で、力が及ばない空間があるなんてのは正直考えられない。自分の心なのにその心が分からないというのはもはや自分と言うよりまったくの他人なんじゃないかななんて思ってる。

僕には信じがたいが、世の中には「27の人格」を持つ人がいるようだ。文字通り27の人格を有し、様々なタイミングで色んな人格が姿を現すようなのである。まさに「心ここにあらず」なのだ。